損害保険の定義と保険契約の当事者
損害保険を定義
損害保険とは、同種のリスクを負担している加入者が統計学的な基礎によって算出された一定の拠出(保険料)を行うことによって、偶然な事故による損失に対し、その程度に応じてお金(保険金)を受け取ることができる経済制度である。
保険契約者は、少額の保険料で高額の補償を得ることができる。これは、保険制度が大数の法則により成立しているからである。個々人がこれから起こる交通事故その他のリスクを予見することはできない。しかし、極めて大きな集団でデータを集めると、一定期間中に事故が発生する確率が判明する。集団全体の損失額を予測して、その学を集団各人が公平に負担すれば、集団の構成員全員が万一の事故の損害に対して、少額の負担で対処できる。
保険契約の当事者
保険料という報酬を受け取り、危険を引き受ける者を保険者という。保険者は法人であり、保険会社のことである。一方、その相手方を保険契約者をいう。保険契約者は、保険会社と保険契約を締結する当事者である。保険料を支払う。事故が発生した場合、保険者から保険金の支払いを受けることができる者を被保険者という。被保険者と保険契約者は必ずしも同一人物とは、限らない。


